死ぬまでにやりたい100のこと。
なんにもやる気になれないような、暑くてどんよりした夏の午後。
ぐうたらするのも嫌だけど、何したいなんてパッと出てこなくて。
時折入ってくる風の声をずっと聞きつづけていた。
「死ぬまでにやりたい100のこと、書き出してみない?」
ふと、本当にふと。頭の中に出てきたのは、いつしかSNSでみたあれ。
おもむろに紙を出してきて、ペンでひとつひとつ書いてみることにした。
サラサラ、サラサラ。ペンが走る。
えーっと何があったっけ、そらをみて思い返してみる。
あっあんなことやりたいって思ってた。
思い出すたび、頰が緩む。
あっという間に、100のやりたいことが紙に溢れる。
わたしが、死ぬまでにやりたい100のこと。
書き終えたら、真っ先にある人に見せに行った。
「すぐに実現しそうなもん、いっぱいあるやん」
実現したら、また新しいことを書いていったらいい。
どんどん実現して、どんどん書いて、を繰り返す。
そしたら、好きなことをやって生きていけるから。
わたしが死ぬとき、何個やりたいことを実現できてるだろう。
わたしが死ぬまでに、この100個はどれくらい入れ替わっているだろう。
なんだか、楽しくなってきた。
さあ、とりあえず、動いてみますか。
やりたいこと100個かいた紙をくるっと丸めて、手に持って。
わたしは、外に飛び出した。
●馬場奏の死ぬまでにやりたい100のこと
(今日の時点で、もうすでに実現したものもあったり、なかったり。さてさて、どれでしょう。笑)