2018-10-01 ドット あいり 怖いと思った。 いつか、私の世界のドットが粗くなって 道端の雑草も 海と空の境目も 肌をかける風も 見えなくなる時がくるんじゃないか。 いろんな知識が入ってきて いつの間にか ぎゅうぎゅうになって 何も生まれなくなる時がくるんじゃないか。 きっとあの頃、手のひらいっぱいに広げていたものを 今の私は掬うことができない。 掬うどころか、粗いドットじゃよく見えない。 もう忘れたくない。 鮮明に、世界を見ていたい。