2018-10-17 秋朝 あいり 少し開けた窓から 冷たい空気が染み込んで 火照った肌を心地良く包み込む。 それから少し経って 私の熱をすっかり含んだはずの 空気はまだ冷たい。 たまらず布団を被る。 段々と火照る肌 一向に冷たいほっぺた。 もしまた私を晒したら きっと心地良いのは一瞬で またここに戻ってくるのだろう。 足先だけ出してみる。 右腕だけ出してみる。 今度は左脚を。 何やってんだか。 微睡みの中でつぶやく声は 誰の耳にも届かない、私だけのもの。