交換日記。

とおくに住んでる4人が、交換日記を始めました。心はきっと、隣にいる。⋮ かごしま ⇄ こうち ⇄ しが ⇆ みやざき ⋮

ふと思ったことなんだけど。

「たのしかったけどすごいつかれた」

東京にボードゲームを買いに行った友達が、こんなことを口にした。

 

「とってもわかる」「それめっちゃ思う」
そう口にしたらぶわっと思考が広がった。


好きなものに触れること
同じ趣味を持つ人に会うこと
知らない街に降り立つこと
自分の足であるくこと

 

どれも楽しくて、わくわくするけど、ちょっと疲れちゃうことがある。

だれかの悪口を言いつづける友達とか、電車の中で横柄な態度をとる人とか、声掛けとか全くない道端とか。

いままで気にならなかった些細なことに、気づいちゃったり反応しちゃったり。
アンテナが高くなったのかな、いや、過敏になっているのかも。

 

「ここがあったかすぎるんだよ」
友達がそう言った。

 

そうか、あったかすぎるのか。

 

おはよう、ただいま、ごちそうさまでした。
ありがとう、ごめんね、うれしかったよ!

思ったことをちゃんと伝えて、優しく柔らかく向き合うお家。
心遣いがほどよくて、みんなが「あったかい」を愛してる。

 

毎日あったかいお家にいるから、たまに外で触れるつめたいものに、ドキッとしちゃうのかもしれない。

 

でもたぶん、私たちはあったかいお家にいることで過敏になってなんかない。

 

感情が、心がどんどん豊かになってるんだと思う。

 

豊かになるから冷たさに気づけて
冷たさに気づけるから自分を振り返って
自分を振り返るからよりもっと「あたたかい」を大事にしようと動くんだ。


外に出なくなることはないと思う。
これからも疲れたとか言いながら、外には出ると思う。

 

だって、自分の心をより豊かにしたいから。
冷たさもあったかさも知っておきたいから。
何よりもその先にあるいろんな、いろんな出会いを楽しみにしてる自分がいるから。

 


ちょっと疲れた時に、ただいまって帰れるところがあること。

こんなことあったよって伝える人がいること。

わたしのお家があるって思えること。

そんなお家があること。

 

ひとつひとつが重なり合って、わたしは一層彩を増してる気がするなあ。


たくさんの感謝とか、愛とか、わかんないけどムフムフしちゃう気持ちとか。

全部全部つめこんで、毎日扉を開ける時に、おっきい声で挨拶する。

 

あったかいお家と、お家にいる大好きな人と

お家に関わってくれてる世界すべてに。

 

「ただいまー!」

ほら、おかえりって帰ってくる。

 

わたしに、大事な居場所ができた。

 

なんかちょっといつもより、前見て歩けそうな気がする。

最近、こう思うことが増えて、また幸せがひとつ増えた。

 

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