ここにいて
息がうまくできない。
空気が空っぽみたい。
きっと、見てくれだとか
嫌いとか好きとか
価値観とか
そういうものはどうでもよくて
ここに在るもの。
真実はただそれだけ。
自分が何を信じたいのか。
それが”自分にとっての”真実になる。
ただそれだけ。
ひとつひとつの言葉の先には、人がいる。
一枚一枚の写真のこっち側にも、人がいる。
自分はここにいる、ただそれだけのことなのに
一番大切なことを人混みの中に置き去りにして
いつの間にかすり違えてしまった。
私にとっての真実は
彼に
どうしようもなく心惹かれる、ということ。
何色の冬がおわって
あなたはいなくなるの?
どうか彼が救われますように。
本当は転がされてるの分かってるけど。