交換日記。

とおくに住んでる4人が、交換日記を始めました。心はきっと、隣にいる。⋮ かごしま ⇄ こうち ⇄ しが ⇆ みやざき ⋮

6月、第3日曜日。

 

「今日の昼メシ、俺が作ってもいい??」

スーパーの袋を片手に、お父さんが戻って来たのは確か12時すぎだっけ。

 

レタスがたっぷり乗ったサラダうどんを机に並べて、みんなでいただきますと手を合わせる。

 

しゃきしゃき、つるつる、音だけが聞こえる食卓。

美味しいものを食べてるとき、静かになるとかいうけれどまさにそんな感じ。

 

具だくさんだけど、どこかちょっと大雑把なところも見えるサラダうどんは、まさに「お父さんの料理」って言葉が当てはまる。

この人こんなことする人なんだ、にやける口元をすすりながら、うどんを口に入れた。*1

 

 

 

お父さんは、太陽みたいな人だ。

めちゃくちゃ楽しそうに笑って、めちゃくちゃテンションが高い。

 

みずみずしいオレンジとか、燦々と輝くお日様みたいな、眩しいまでに鮮やかに明るい色が似合う。

ああ、キラキラしているなあと、初めて会った時に感じた。

 

 

どんなきっかけからだったかわからない。

気づいたら、お父さんの会社でインターンをして、お父さんに週の何日かは会う生活が始まった。

 

 

お父さんと同じ時間を過ごす中で、気づいたことがある。

 

お父さん、結構ふつうの人間だ。

 

 

予定してた時刻の30分は前後の余裕をもってないとずれ込むし、

ケータイどこやったっけとかすぐに言う。

レスが遅い時もあるし、お酒飲んだらすぐに寝る。

 

マリカーでめちゃくちゃ盛り上がるし、写真撮ったら変顔する。

嬉しかったことを言うと自分ごとのように喜んでくれて、

誰かの作ったご飯は絶対食べた瞬間「うま!!!」って言う。

 

 

 

わたしは、キラキラしている人になりたかった。

キラキラしている人に憧れてた。

 

だから、一番キラキラしてると思うお父さんのもとでインターンをするって決めた。

 

でも、お父さんは泥臭く生きてる不器用な人だった。

でも、なんだか嫌いになれない愛らしさをもっていて、素直に全力で人と向き合う人だった。

 

 

わたしは、お父さんの近くにいる中で、キラキラしてなくてもいいんだと言うことに気づいた。

泥臭くて、いいことに気づいた。

全力でやるといろんな人が集まってくることにも気づいた。

 

愛とか感謝とかを伝えることの大切さとか、幸せのサイズ感とか、いろんな色をかけあわせるとか、本当にたくさんの「表現」に出会えた。

 

 

お父さんは、めちゃくちゃ心配性だ。

そんでもって、ちょっと、めんどくさいところがある。

 

 

ツイッターの投稿にいいねを押していいかわからないって悩むし、

しんどいって言ったら俺のLINEめんどくさかった?!とか言うし、

好きなところ39個かいたお手紙渡したらマジ照れるし。

 

どこの女子なんだよ!!ってつっこみたくなるくらい「お父さん感」が溢れ出てくる。

ちょっと反抗したら凹むところまでひっくるめて、本当に「お父さん」だ。

 

 

 

今日は、父の日だ。

サラダうどんを食べてる時に話題にならなかったらきっと忘れていたと思う。*2

 

 

いつもいつも、重たいくらい愛を投げてくるお父さんに、今日はちょっとラブレターを送ってやろうと思う。

 そう思って、ずーっと書いてたのに。

昨日なんかお父さんが悲しそうにしてたから、思わず長文でLINE送っちゃったよ。

 

ねー今日に色々言いたかったのに!!ちょっと待ってくれてもよかったやん!!

 

 

 

 

そうだなあ、せっかくだし、今日、書いてた文章の中でひとつだけ伝えようかな。

 

 

お父さんはめちゃくちゃわたしのことを心配してくるけど、

同じくらい、わたしも心配してるところがあります。

 

 

わたしは空元気で頑張っちゃうタイプだし、

ちょっと無理してだだーっと進んじゃうタイプだし、

しんどいをなかなか言えなかったりもする。

 

 

最近、ちょっと近しいニオイを感じます。

 

全力である必要はあるかもしれないけど、ずーっとそれだと、しんどいよ。

たまには、ゆっくり自分の心や体に耳を傾けてほしい。

 

 

ほどほどに、ってよく言うけれど、やってるつもりかもしれないけど、

わたしから見たら「ゴリゴリ過激派」くらいにまだまだ頑張りすぎてるところもある。

 

 

ほどほどに、

本当にほどほどに、全力で楽しんで、ワクワクのプロフェッショナルでいてください。

 

 

嬉しいを共有したくなるのも、

楽しいを言いたくなるものも、

心配しすぎるところも、

相手を大事にしたくてしたくてたまらないところも。

 

もっとギブ&ギブでいこうね。

 

 

 

北川雄士さん。

 

あったかくて、優しくて、柔らかくて、明るくて、ちょっと不器用な、わたしにとって「お父さん」みたいな人。

 

 

一緒に過ごしてもう1年ちょっとが経つっけ。

ここまで来てやっぱり、わたしの中で揺るぎないものがあるなあと思います。

 

滋賀で一番こんな人になりたいなって思わせてくれる人。

 

わたしもこんなことを大事にしてたいなって共感できる人。

 

 

そして、なんか一緒にいると、おもろい未来が見えそうな人。

 

なんの確証もないけど、わたしのカンが言ってるから、多分間違いない。

わたしは自分の心の声を一番信じてるからね。

 

 

 

なーんか長くなっちゃった。笑

まあ、それくらい愛が溢れてるとでも言っておこう。

 

 

今日は父の日。

お父さんみたいなお父さんに、感謝と愛を伝える日。

 

いつもありがとう、そして、これからも。

 

 

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*1:ちなみにわたしは麺をすすれない

*2:6月17日は二宮くんのお誕生日